どうすれば受かる?女性の多いサービス業の採用面接。6つのポイント。

ある人事担当者のつぶやき

サービス業の面接って何を見るんだろう?どうしたら受かるのかな?

サービス業の人事を5年以上してきた経験の中で、ここだけは直してもらいたいポイントを厳選しました。

この記事が、少しでも転職される方の手助けになれば良いと思います。きっと採用面接の通過率は上がるはずです。

受付や案内の人にも丁寧に

採用をしていて一番残念だなと思うのは、面接官と面接官以外で態度をコロッと変えてしまう人です。受付に来た時は横柄な態度をとり、面接の時は急にニコニコして笑顔になる。

女性の場合は、こういう方が多くいらっしゃいます。

面接官の人は、そういう態度を変える人がいるのをわかっているので、案内をする人や受付の人、アンケートを配る人など、そういった人に対して、面接後に応募者の印象を聞いていく人が多いです。

そこで応募者の人が態度が悪かったり、印象が悪かったりすると、これは人で態度を変える人だから採用するのはやめようとなります。

もし本当に採用されたいのであれば、会社に入った瞬間に全ての人に対して好印象になるように心がけましょう。人の目というものは大事で、ちょっとしたした行動が誰かの目に留まり、噂などで面接官の耳に入ることがよくあります。また、面接官も新しい応募者のことをよく聞いて回ります。とにかく、誰に対しても丁寧な対応を心がけましょう。

身だしなみは必ずスーツ

サービス業という業種柄なのか、女性が多いからなのか、面接にスーツ以外の格好で来る方をよく見かけます。

まずその時点で、採用担当者側はザワザワします。「なんでスーツじゃないの?」「面接って普通スーツだよね?」みたいな会話も始まります笑

会社によってはスーツ意外でも大丈夫というところもありますが、何も言われないのであれば必ずスーツで伺いましょう。特に契約社員や正社員での応募なら、必ずです。

サービス業務で、見た目は最重要要素のひとつです。見た目に気を遣えない人は、避けられる傾向にあります。スーツに関しても比較的綺麗に見えるものを選びましょう。特にシワシワだったり、汚れが目立つようですと、そこも減点対象となります。

また、スーツ以外でも、髪の毛はきちんと手入れされているのか、靴はヨレヨレではないかなど、そういう点も特に注意して欲しいです。

清潔感がない人は、どんな人でも嫌われます。またあまりにもひどいとそれだけで変な人だと疑われます。見た目については特に気を遣い、面接に臨むようにしましょう。

笑顔と雰囲気が一番重要

面接後に面接官からよく聞くのは、「笑顔がステキだった」、「雰囲気が良かった」という言葉です。

サービス業という業種柄、笑顔はとても重要です。

お客様に好かれそうか?社内の人間に好かれそうか?

そういう部分を面接官は見ています。

話す内容よりも、多くの場合第一印象の笑顔や雰囲気で決まってしまいます。なぜならサービス業の従業員も、まずお客様に第一印象で判断されてしまうからです。

声や表情は元気で明るく、サービス業のお客様を相手にしているような気持ちで臨みましょう。

休みや残業についてあまり突っ込んで聞かない

応募者にとってもちろん休みや残業はとても重要な事項だと思います。自分の人生の大半の時間は仕事なのですから、当然です。とても気になるのもわかります。

だがしかし!ということです。

休みや残業の部分を聞きすぎると、そもそもこの人はやる気があるのかな?全然真面目に仕事をしてくれない人なんじゃないかな?うちの仕事をラクな仕事だと勘違いしてないかな?会社に入ってからもことあるごとに主張をしてくるんじゃないかな?、そういう疑念を面接官に抱かせてしまいます。

面接の時に待遇面をしつこく聞いてくる人は、会社に入ってからも待遇面で不満をぶつけてきます。

だからこそ面接官は、こういう人を避けようとするのです。

聞いてはいけないというわけではありませんが、ほどほどにしておきましょう。

すぐに産休に入ると推測されそうな話題を出さない

会社側が女性を採用する際に一番リスクを感じるのは、すぐに産休に入らないかどうかです。

会社側は、採用する従業員1人に何十万〜何百万ものお金をかけています。それが何も結果を残さないうちに産休に入ってしまわれては、単純に大赤字となってしまうからです。

特に仕事を覚えた頃に産休に入られては、また新しく人を入れて、仕事を覚えてもらってと、さらなる現場の負担となってしまいます。それをどうにかして避けるために、面接官は応募者のことを見極めようとします。

例えば、「結婚して地方から都心に出てきました!」という言葉を聞いて、あなたならどう思うでしょうか?

私なら、「結婚してこちらに出てきたばかりということは、そこに住居を構えて、子どもづくりを考えているのかな?」と考えます。

もし、すぐに産休に入ることを考えていないのであれば、そういう子どもづくりを感じさせる話は避けた方がいいでしょう。面接官に不安要素を与えてしまうだけです。

ただあまり勘繰られないように嘘をつくのはやめてください。入った後にその嘘がバレると面接官や人事の印象がものすごく悪くなります。

そういう噂も配属される部署に伝わってしまい、職場での印象が最悪のまま新しい仕事をスタートせざるを得ないことになりかねません。

差し支えのない範囲で、そういう話題を避けるのが無難です。

採用されてからむやみやたらと質問しない

これは面接後、採用された後の話ですが、多くの人がやりがちなので、書いておきます。

採用されて会社に入ってくる新人の中で、やたらと質問を人事にしてくる人が時々います。

これはやめましょう。

どうしても重要なことであればよいですが、特に大したことではなく、やたらと質問をしてくる人がいます。手続き上の話ならまだいいですが、待遇面の話をしてくる人も多くいます。

本当に休みは取れるのか?手当についてはもらえるのか?残業があまりできないが早出はできないか?等です。

正直に言うと、こういう質問をしてくる人は現場に入って問題を起こす確率がものすごく高いため、すぐに部署の責任者に人事から報告されます。(ほんと多いんです…)

待遇面ではなくとも、やたらと質問が多い人も変な人である確率が高いので、報告が行われます。

基本的に人事に対して起こしたアクションは全て現場の責任者に伝わると思った方がいいでしょう。そのため、何を確認するにしても、人事へのアクションは慎重に行いましょう。

どうしても人事をやっていると採用の過程で他の人と違うことをする人は、現場に配属されてからも普通じゃない行動をして、問題を起こすと思ってしまいがちです。(過去の経験から…)

入社後もスムーズに働きたいのであれば、質問などは適度にして、まずは目の前の仕事に集中するのがいいと思います!

まとめ

1.会社の人であれば誰であっても丁寧に対応する

2.身だしなみは必ずスーツ

3.笑顔と雰囲気が一番重要

4.休みや残業のことをやたらと聞かない

5.産休に入りそうと解釈される話題は避ける

6.内定後にむやみやたらと質問しない

ここまで書いたことを実践して、うまく実行できれば、あなたはきっと面接で採用されると思う。面接では本当に小さなことも見られているので、注意をした方がいい。

結局は、応募者が帰った後に、その応募者に対して面接官が好印象を抱くかどうかだと思う。

できるだけ好印象を与えるように、明るく元気よく、笑顔で対応してもらえれば大丈夫だ!

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