以前とてもつらい時期、私は心がつらすぎて、感情なんて失ってしまえば、何も感じなくなり心が楽になると思ってた時期がある。
私はこの考えを実行するため、極力感情を持たないように生活することにしたが、今でもこの選択をとても後悔している。
結果だけ言うと、感情を失うよう努力しても、無反応になるだけで、心はまったく楽にならなかった。さらに言えば、楽しいとか喜ぶとかの感情を失って、これを取り戻すのにとても時間がかかった。
また、感情を失うように努力するということは、プラスの反応を失うということであり、コミュニケーションさえもどんどん下手になっていくばかりだった。
世の中に余計に楽しみを見つけられなくなり、生きてる意味をただただ見失うだけだった。
確かにあの時期はつらすぎて、そういう考え方をしなければ壊れてしまうかもしれなかった。もしかしたら、その経験は良かったのかもしれない。
だが、明らかなのは感情を消したところで、心は楽にならないということだ。
なのでそういう考え方をしている人には是非思いとどまって欲しいと思う。