人事の仕事が採用だけだと思ったら大間違い!意外と多いみんなが知らない人事の仕事とは?

ある人事担当者のつぶやき

◼️人事の仕事の種類

①給与・賞与・退職金計算、②採用、③健康診断・ストレスチェック、④人事情報管理・勤怠管理、⑤昇格・異動・人事評価、⑥入社時研修、⑦社会保険、⑧雇用契約、⑨就業規則改正、⑩福利厚生

大きく分けてこんなところだろう。

◼️会社の規模による

小さな会社だと、人事という仕事はなく、給与計算は経理が、採用は社長がやるというところもあるだろう。

大きな会社だと、逆に業務が細分化されすぎて、毎日社員の交通費のチェックだけを行うという社員もいたりする。(※通勤経路の申請が最安値でない時があるため)

◼️採用の仕事とは?

基本的には、スケジューリングの仕事がほとんどだ。応募者の面接の設定、面接官の面接の設定。

多くの場合、面接は現場の管理職、そして現場の役員クラスが行う。

それはなぜか?人が欲しいのは現場だから。どんな人が他に必要か、一番把握している現場の人間が多い。

また、上の人が面接する理由は、単純に暇だからだ。一般社員は現在の仕事で手一杯のことが多い。だから、マネジメントの仕事が多く、作業をしていない管理職が面接を行う。

課長くらいだとまだマネジメントの仕事もバリバリしていて忙しいことが多いので、部長クラスが面接に入ることが多い。

ここまできたらおわかりかもしれないが、採用は現場の上の人と接する機会が多い。そしてそういう人たちの面接のスケジュールを決めるのは結構骨が折れる。

また人事の人間が面接をやることはほぼない。やるとしても足切りの一次面接などだ。それも人事課長以上がやることが多い。

基本的に就活の時に接する人事というのは、人事の中の広報担当だと思って欲しい。その仕事をしてる人は人事の中でほんの一部だし、どちらかというとスピーチ能力が養われるだけで、人事の本質の仕事をしているわけではない。その上、人前に立つというプレッシャーだけがかかる。

採用業務の本質は、どうしたら会社で活躍してくれる人が集まるか?入社してくれるか?を考え、それはどの媒体なら可能か?どのようなサイトであれば応募がくるか?そういう部分を考えることだ。そしてそれを実行すること。

あとは採用の仕事自体はそこまで知識などの経験をつめるものではなく、誰でもできることが多いので、注意が必要だ。

◼️採用以外の仕事とは?

おそらく人事の仕事の根幹は、この採用以外の部分だと言ってもいい。

大きく言うと、法律を守るための仕事だと言っていい。

例えば健康診断とストレスチェック。これは、会社が従業員に受けさせなければいけないと法律で決まっている。だから、会社は健康診断などを行うのだ。ちなみに労働基準監督署への実施結果の報告義務もある。

年末調整や住民税、これも法律で決まってるから会社は仕事としてやる。

勤怠管理、これも管理義務があるし、残業時間が一定基準を超えると法律違反になる。

有給休暇の日数も与えなければいけない最低基準が法律で存在するし、社会保険への加入条件も法律で決まってる。

雇用契約書も盛り込まなければいけない内容が法律で決まっているし、定年の年齢も最低基準が法律で決まっている。

人事の仕事のほぼ全てが法律で決まっているといっていい。

これを守りつつ運用していくのが人事の主な仕事と言えるだろう。

みなさんが想像している人事の仕事とはかけ離れているかもしれないが、人事の仕事とはこういうものを指す。

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