嫌なことがあると、嫌なことばかり考えてしまう。元来人間は、ネガティブなことを考えてしまう生き物らしい。つまり自分で意識しない限りは嫌なことばかり考えてしまうということだ。
何かを考えようとしても、基本はポジティブな考えではなく、ネガティブな考えが浮かぶ。もし家族に超絶ポジティブな人間がいて、生まれつきポジティブに考えられる人でない限りは、人間はネガティブに飲み込まれてしまう方が多い。
子どもの頃は、自分がネガティブなのは仕方ない、環境が悪い、逆にネガティブでもそれの何が悪い?、など、色んなことを考える。
だが当たり前のことだが、ネガティブなことを考えると気分が良くない。健康的な側面から言うと、ポジティブなほうが健康的だ。
俺自身は、どうしたら自分の気分がよくなるか?ということに注力して考えるようになった。そうしたら、ネガティブな考えは排除したほうが良いという結論にいたった。
じゃあ、嫌なことを考えるにはどうしたらいいか?
それは嫌なことが思い浮かんだそばからそれを考えないようにすること。嫌なことは自分の中でとても気になるので、何度も何度も思い出され、それに伴った感情も繰り返し思い出されるので、自分をすごい嫌な気分にしてしまう。
なので思い出したそばから忘れることだ。
瞑想も実はこの理論が組み込まれていて、何も考えないようにするということは、他のこと(呼吸)に集中し、雑念を振り払うというかたちになっている。
実際に瞑想をする必要はないが、嫌なことを考えないようにするのは難しいので、思い浮かんだ側から消してくこと、それを意識してみると、随分と変わる。