私がウェイトトレーニングをやりながら、総合格闘技をやってみた感想です。
ウェイトトレーニングで得た筋肉は、総合格闘技ではほとんど通用しないと思いっています。
通用しないという言い方は正確ではないかもしれません。その筋肉を活かしきれないというほうが正しいですかね。
実際にスパーリングで自分より体重が軽い人とやっても、組んでる時に力で押し負けてしまうことがよくありました。
なぜ力負けしてしまったのか?
力負けする原因は、筋肉のバランスと身体操作能力と筋持久力にあると思っています。
ウェイトトレーニングで胸筋や上腕二頭筋、太ももの筋肉はもちろんついています。
そしてパンチやキックの威力も上がってます。
ただ自分の身体を前よりコントロールしづらくなっていました。
それは、筋肉が部分的についたぶん身体が重くなったり、バランスが悪くなったりして、思うように身体を動かせなくなっていたからです。
それと同時に、普段ウェイトトレーニングでは使わない筋肉が、その他の筋肉に追いついていきませんでした。
総合格闘技では、身体を素早く動かせないと技術をいかせません。立ったり座ったり逃げたり回転したり、色んな動きが総合格闘技には求められるので、ただ筋肉がでかくなるだけではダメなんです。
特に組み合った時には、体幹が必要だし、寝技や足技でも腸腰筋が大事になってきます。
ウェイトトレーニングで筋肉だけでかくするだけでは、これらの筋肉はつかないので、こういった部分も意識して鍛えないと総合格闘技では使えません。
あとは筋肉の連動性、繋がりの部分も意識することが重要だと思います。ひとつひとつのパーツを強くしても、そこに芯が通ってなければ、噛み合わせがよくなければまったく意味をなさないですよね。
またウェイトトレーニングでは速筋を鍛えて筋肉を大きくしていきますが、長い時間組み合う総合格闘技では、遅筋も必要だと実感します。
筋肉に持久力がないと、やっている最中に力が尽きて、戦う意欲が全くなくなります。
ボブサップがよく肩で息をして動けなくなっていますが、あんな感じです。
なのでウェイトトレーニングだけで筋肉を作るよりも、練習と合わせて筋肉を作る方がいいです。
筋肉の最大出力を上げるためにウェイトトレーニングを行い、それを使いこなすために練習や体幹トレーニングなどを行なっていくのが効果的だと思います。
※ここに書いているのはあくまでも個人的な見解です!!