総合格闘技の組みの技術の重要性

格闘技

総合格闘技の試合を見て、皆さんはおそらく大きく分けて2つの技術のどちらが強いかということで選手のことを判断してると思います。

打撃が強いのか、寝技が強いのか。

ちなみに打撃を得意とする選手をストライカー、寝技を得意とする選手をグラップラーと言います。

ただ実は総合格闘技には、この2つの技術の他にもう1つの重要な技術があります。

それが組みの技術です。

あんまりピンとこない人もいるかもしれませんが、簡単に言うとタックルしてから相手の背中を地面につけさせるまでの技術です。

UFCやONEの試合を見ていると金網のところで、よくお互いに組み合って動かない時間がありますよね。

あの攻防の技術です。

正直なところで言えば、この技術が総合格闘技の中で最も重要なものになります。

なぜかというと、この技術がなければ総合格闘技では絶対に勝てないからです。

例えば打撃がどれだけ強くても総合格闘技で勝てないのはこれが理由です。

基本的に打撃で勝つには、相手が組み着く前に有効打を当てるか、相手に組み付かれても下にならずに上からパウンドで勝つしかありません。

しかし、組み着く前に有効打を当てるのは確率的に低いですし、組みの技術がなければほぼ確実に相手に上をとられます。

寝かせられてしまうと打撃の選手はなにもできないので、あとは負けを待つだけになるんです。

寝技主体の選手も打撃の選手ほどではないですが、同じことが言えます。

寝技がいくら強くても寝て下になってしまうと、パウンドでの攻撃で寝技に行く前に顔面を殴られることが多くなりダメージが大きくなります。

つまり、自分の土俵に持ち込むために組み技が必要で、勝負の鍵を握っているってことなんです。

昔はグレイシー柔術みたいに始めから自分で寝るに近い状態になり、打撃に付き合わない寝技だけの選手がいました。

アントニオ猪木もモハメドアリと戦った時は、同じような戦い方をしていました。

しかし、今や寝技の選手も組みの技術を当たり前のように学び、タックルすることによって自ら寝技の土俵に持っていくのが普通です。

技術が進化してきた今の格闘技界で生き残っていくのには、自分の土俵に持っていくこの組み技の技術が最低限必要となっているのです。

ちなみにこの組みの技術というのはレスリングに近いので、レスリングが強い選手は当然総合格闘技も強いです。

相撲も同じことが言えるので、身体を絞って体力さえつけることができれば、総合格闘技で相当強いのではないかと思っています。

あとは張り手をありにしたらきっと強いでしょう。

兎にも角にも、この組みの技術が、実は総合格闘技で打撃と寝技の技術以上に重要な技術ということなんです。

なお組みの重要性を示す1つのエビデンスとして…

UFCライト級歴代王者 バックボーン

1 ジェンス・パルヴァー

レスリング出身 ボクシングを武器

2 ショーン・シャーク

レスリング出身

3 ジェイ・ディー・”B.J.”・ペン III

ブラジリアン柔術出身

4 フランク・エドガー

レスリング出身

5 ベン・ヘンダーソン

テコンドーとレスリング出身 ブラジリアン柔術も武器

6 アンソニー・ペティス

テコンドーとボクシング出身

7 ハファエル・ドス・アンジョス

ブラジリアン柔術出身

8 エディ・アルバレス

ボクシングとレスリング出身

9 コナー・マクレガー

ボクシング出身

10 ハビブ・ヌルマゴメドフ

レスリングと柔道とコンバットサンボ出身

以下集計結果

レスリング 6

ボクシング 3

ブラジリアン柔術 2

テコンドー 2

柔道 1

コンバットサンボ 1

※ここに書いているのはあくまでも個人的な見解です!!

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